『笑う』の類語、ニュアンスが近い単語を並べていきます。
文章を書くときは、なるべく同じ単語を使いまわさないようにした方が、読み手のテンポ的に好ましいですよね。同じ漢字を極力近くに配置しないようにすると、見栄えの上でもすこし綺麗になる気がします。
このページに『笑う』の言い換えをまとめておきます。何かの参考に成れば幸いですね。
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漢字『笑』を含まない | 口角を上げる、表情をゆるめる、口元をゆるめる、頬をゆるめる、歯を見せる、目尻が下がる、靨(えくぼ)ができる、顔を明るくする、ほころぶ、破顔する、にこやかに、にっこり、にやにや、愉快そうに、機嫌よく、上機嫌に、調子よく |
漢字『笑』を含む | 一笑い、笑顔をつくる、笑顔をみせる、微笑む、笑みをこぼす、笑みを浮かべる |
ニュアンス違い | ほくそ笑む、嘲笑う、嘲る、含み笑い、引き笑い、滑稽、笑顔を張り付ける |
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余談・蛇足
少しばかり文字稼ぎ。思ったことを綴ります。
『笑う』、という表現にも、様々な感情が隠されていますよね。純粋に喜びや楽しさの表現として『笑う』、蔑みや諦めなどのマイナス色を濃く示す『笑う』、さらには馬鹿らしいと思いながらも憎めない『笑う』などなど。
同じ漢字を用いていますが、その裏に込められた思いはそれぞれ違う、少し面白いです。
例えば『笑う』の前に『屈託なく』をつければプラスの感情に染まりますし、『自嘲気味に』をつければその逆を簡単に表現できます。読む側も状況をイメージしやすい、中々便利な言葉。
ですが、例えば『口角を持ち上げる』とだけ表現しておけば。一見すると笑顔をあらわす文字列として受け取れますが、笑った人間の感情までは分からないのです。単純に楽しさを示したのかもしれないし、もしかしたら裏があるのかもしれない。真の心理描写を先延ばしにすることができます。
敢えて描写を雑にすることで、人物に幅を利かせることができるように思います。物語序中盤、ミスリードを誘う意味ではそれなりに使えそう。物語なんて書いたことないけど。
反対に、掘り下げがある程度済んだ人物の表情描写はなるべく丁寧に回すことで、場面の臨場感にプラスポイントをつけることができるのではないでしょうか。物語なんて書いたことないけど。
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普段書かないようなジャンルの記事をつくると、無駄に思考が飛翔したりしませんかね。自分はうっかり頭を回してしまい、こんな駄文を追加してしまいました。たのしい。