【レビュー】六花の勇者(アニメ)を完走した感想


2015年の夏アニメ『六花の勇者』の魅力的な点・残念な点を100%主観で垂れ流していきます。よろしければお付き合い下さい。

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あらすじ

六人のはずの勇者が、七人揃ってしまった。それは、一人が偽物かつ、敵であることを意味する…

闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人『六花の勇者』に選ばれ、約束の地へと赴くが、そこへ集いし勇者は七人いた。七人のうち誰かひとりが敵であることに気付いた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで――。

(原作小説公式から引用)

 

キャスト

アドレット 斉藤壮馬
ナッシェタニア 日笠陽子
フレミー 悠木 碧
ハンス 鈴村健一
チャモ 佐藤利奈
モーラ 加隈亜衣
ゴルドフ 内山昂輝

 

作品の満足度

普通のファンタジー作品かと思ったら。謎解き要素人狼的心理戦を題材にしたミステリー調のアニメで、新鮮味のある映像でした。人気や知名度は今ひとつながら十分面白い、所謂もっと評価されるべきアニメですね。私としての満足度は80%、テンポや終わり方が気になるものの、それを補える魅力を持った良作かと。アニメは全12話、原作小説は2017/7/31現在で既刊6巻です。

 

ファンタジー×ミステリー

ありそうでなかった組み合わせ
© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会
この作品の最大の特徴は、剣や魔法、魔族(凶魔)との戦いといった王道ファンタジーと、疑心暗鬼系のミステリーとが組み合わさっている点にあります。1人の裏切り者を探る7人の駆け引き、これが”全員が高い戦闘能力を備えている”という緊張感の中で行われてきます。しかも第一に疑われる主人公に実力は他の6人に比べて明確に劣る、こんな逆境をどう覆すかが見所ですね。

 

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キャラ立ちが素晴らしい

男組が良キャラすぎる
© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会
7人の勇者のキャラがそれぞれはっきり立っていて、駆け引きをより一層魅力的なものにしていきます。実際、5話は会話が主体でストーリー的な進展はほとんどないものの、描写の丁寧さやキャラの魅力で全く飽きない内容に。特に主人公のアドレットは、(1話では好きになれそうになかったのに)話を重ねるごとに好感度がライジングうなぎ上り。ハンスやフレミーも好キャラでした。

 

推理はほどほどに

展開が読めない面白さ
© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会
ファンタジーでありながらミステリーでもあるこの作品ですが、視聴中の推理は非推奨。状況証拠から推理するには追加情報の依存度が高く、キャラ描写やメタ視点から推理すると『7人目』が簡単にわかってしまいます。視聴中の思考力は、主人公がどうやって危機を切り抜けていくかの予想に回すのがおすすめです。なにも考えずに翻弄されるのももちろんありですね。

 

前半はやや退屈

じっくり伏線を張っていきます
© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会
アニメ版『六花の勇者』は、原作小説1巻+αのストーリーを12話かけて描写するため、良く言えば丁寧、悪く言えばテンポが気になる映像となっています。謎解きや戦闘が始まる中盤~後半は特に問題ありませんが、前半4話ほどは少しゆっくり過ぎるかなー、と思わないでもないですね。但し、重要な伏線が少なからず仕込まれており、序盤の内容をしっかり覚えておけば終盤をより楽しめますので。

 

消化不良に注意

*公式です
© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会

良くも悪くも原作を尊重した映像になっているので、原作2巻以降につながる伏線も幾つか描写されています。作中で回収されなかった違和感(登場人物の行動など)は大体がそういったものなので、アニメを完走しても消化不良が残ってしまいます。許容できない方はご注意ください。

ちなみに、画像のキャラは12話終盤で突然出てくるおかたです。ビジュアルも原作に忠実です。

 


所謂マイナー作品ですが、私的にはもっと評価されるべき良作だと思っています。未視聴の方も、時間があれば是非。

© 山形石雄/集英社・「六花の勇者」製作委員会

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