【レビュー】アニメ・落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》を完走した感想


2015年の秋アニメ『落第騎士の英雄譚』を視聴した感想です。よろしければおき合い下さい。

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あらすじ

己の魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い≪魔導騎士≫
その学園に通う黒鉄一輝は、魔導騎士としての能力が低すぎて留年した≪落第騎士ワーストワン≫だった。

そんな彼は、10年に一人の天才と呼ばれる≪A級騎士ナンバーワン≫の異国の皇女ステラ・ヴァーミリオンから一方的に決闘を挑まれる。だが、彼は周囲の予想に反し勝利してしまう。一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だった。

騎士の頂点を争う戦いの中で最底辺から並み居る強敵を倒し駆け上がっていく一輝。かつての《落第騎士ワーストワン》は、やがて《無冠の剣王アナザーワン》としてすべての騎士から注目されるようになっていく。

そして圧倒的な才能不足を克服して高みを目指す一輝に、ステラは次第に惹かれていく…

(公式サイトより)

 

キャスト

黒鉄一輝 逢坂良太
ステラ・ヴァーミリオン 石上静香
黒鉄珠雫 東山奈央
有栖院凪 浅沼晋太郎
綾辻絢瀬 小林ゆう
東堂刀華 金元寿子
新宮寺黒乃 東内マリ子
日下部加々美 相坂優歌

 

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作品の満足度

数字で評価できない主人公と、皇女系ヒロインの組み合わせ、テンプレラノベのよくあるモノかと思ったのですが。中盤からは全く違った展開で、良い意味で期待を裏切ってくれました。個人的な満足度は85%、序盤で切るにはもったいない隠れた良作、もっと評価されるべきアニメです。

原作のライトノベルは、2017/11/3現在で既刊13巻ですね。

 

序盤は完全にテンプレ

落第騎士・OP
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

このアニメが人気作になれなかった要因は、見かけ上の設定と序盤の展開が完全にテンプレラノベ(石鹸枠)そのものだったことにあります。

主人公はイレギュラーの実力者、ヒロインはツンデレ皇女で赤髪の炎使い。そして1話で描かれるのは二人の決闘、これだけを見るとラノベ原作として非常によくあるモノで。結果、放送当時は1話切りの対象にされてしまったようですね。OPは特徴的ですが、1話はOPがEDになった(説明力)ので、そこまで持たなかった方もちらほら。

 

主人公のキャラ性

落第騎士・主人公一輝くん
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

一輝くん、この手の設定では珍しい非ハーレム主人公です。早いうちからメインヒロインとくっつき、ぶれないまま終わる辺りは好感。戦いへの真摯さや仲間思いな姿はまさに正統派の主役キャラ。1話で奇行を披露したラノベ主人公と同一人物とはとても。

決めゼリフは『僕の最弱(さいきょう)を以て、君の最強を打ち破る!』。前半は(なに言ってんだコイツ)と思いましたが、最終話できくとかっこいいの極み。

余談ですが、設定や放送時期が被ったことから、『学戦都市アスタリスク』の主人公、天霧綾斗くんのそっくりさん扱いされることもしばしば。

 

ストーリーがエグい(褒め言葉)

落第騎士・えぐいやつ
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

この『落第騎士』、設定自体はよくあるモノなのですが、中盤以降のストーリーは中々見ない方向に進んでいきます。主人公、一輝くんは作中で何度も逆境に立たされるのですが、その逆境が逆境しすぎて若干エグいです(意味不明) 4話や11話は特に印象的で、1話のテンプレ感は何処に行ったんだ、というところ。

特に11話はグレー演出も相まって、完全に別アニメに化けていますね。

 

燃える戦闘シーン

落第騎士・10話は神回
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

戦闘シーンがとにかく熱い!ボロボロになりながら逆境に立ち向かう一輝くんの活躍は、視聴していて燃えるものがあります。作画に気合いが入っている+中盤以降は演出も凝ったものとなっており、なまら引き込まれますね。

10話、妹さんと生徒会長の戦いは神回確定。とにかくかっこいいです(語彙力)

 

シャフト臭

落第騎士・8話がシャフトっぽい
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

アニメ中終盤の物語シリーズ的な演出に、いわゆる『シャフト臭』を感じた方も少なくないのではないでしょうか。それもそのはず(?)監督の大沼心さんは2009年までシャフトに所属しており、『新房監督の片腕的存在』と言われていたようでして。

実際のところは、現在『妹さえいればいい』も制作しているシルバーリンクさんです。

 


繰り返しになりますが、序盤で切るにはもったいない良作ですので。ぜひ最後までどうぞですね。
©海空りく・SBクリエイティブ/落第騎士の英雄譚製作委員会

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