【レビュー】伝説の勇者の伝説(アニメ)を完走した感想


どうも、ぬるをです。2010年の夏・秋アニメ、『伝説の勇者の伝説』(略称:伝勇伝)の魅力的な点・残念な点を100%主観で垂れ流していきます。よろしければお付き合い下さい。

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あらすじ

相反する二人が出会った。
呪われた者として忌み嫌われ、生きる意味を見失っている『複写眼』保持者、ライナ・リュート。
王家の血を引きながら、母が平民であるがゆえに蔑まれてきた、シオン・アスタール。
二人は出合い、そしてこの腐った国を変えたいと、望んだ。
そして革命の末、ローランド帝国王に即位したシオンは、ライナに彼が獄中で書いたレポートを元に、その鍵となる『勇者の遺物』探しを命じ、剣の一族であるエリス家の娘、フェリス・エリスをお目付け役として同行させる。

超絶面倒くさがりで万年無気力のライナと、超絶美人で傍若無人なだんご至上主義のフェリス、どこから見ても相性の悪い二人だが、各国を跨いで『勇者の遺物』を捜す旅の中で次第にお互いを無二の相棒として認め合っていく。
ローランド帝国で二人の動向を見守るシオンもまた、いまだ残る貴族との内部確執、そして他国との争いの予感に王として苦悩しつつも奮闘していく。
だが徐々に、二人の思いはすれ違っていく。
ライナたちがかつて夢見た『みんなが笑って、昼寝だけして
いればいいような世界』を作ることができるのだろうか……?

(公式より引用)

 

キャスト

ライナ・リュート 福山潤
フェリス・エリス 高垣彩陽
シオン・アスタール 小野大輔
ルシル・エリス 杉田智和
イリス・エリス 村田知沙
キファ・ノールズ 大浦冬華
ミルク・カラード 藤田咲
クラウ・クロム 伊丸岡篤
カルネ・カイウェル 沢城みゆき
ミラン・フロワード 諏訪部順一

 

作品の満足度


伝説の勇者の伝説1 (富士見ファンタジア)

音声や作画は良好、ストーリーも面白く、アニメとしてはとてもよくできた作品ではあったのですが。最終話視聴後に思わず「は?」と言ってしまうような投げっぱなしの終わり方をされました。私の満足度は50%、全24話を完走した上での数字です。アニメ原作は、短編長編合わせて40巻を超える、ロングヒットライトノベルです。

*2期が来たら全力で手のひらを反します

 

まさに王道

ここまで王道な作品は珍しいです
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会

正統派ファンタジーと呼ぶにふさわしい、王道にして作りこまれたストーリーが伝勇伝の最大の魅力です。中世ヨーロッパ風の世界観+剣と魔法の戦い、という相性抜群の組み合わせ。加えて、設定は細かい部分まで深く練られています。魔眼の暴走、剣の一族など、厨二成分がこれでもかと含まれているので、トラウマ持ちの方は心の準部を忘れずに。

また、ラノベ原作ながら萌え要素は控えめ、純粋に話の面白さで勝負している珍しい作品でもあります。

 

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映像として良質

基本の質は良好
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会

 

キャストの皆様がとにかく豪華。メインキャラから脇役まで人気の高い声優を起用しており、登場人物の魅力を大きく引き上げています。それに加え、悪くない作画+BGMもよきなので、映像としては非常に完成度の高いものに仕上がっています。2010年の作品にしては絵柄の古さを感じるものの、シリアスベースの王道物語の作画としてはよくハマっていました。

 

視聴には集中力が必要

設定の作り込が深いはなし
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会

濃いストーリーであるため、集中して視聴しないと話についていけなくなってしまいます。作中では視点キャラの変更や回想シーン、時系列の跳びがよく起こり、固有名詞も多数出てくるので、話を理解するだけでも中々に疲れてしまう物語でした。終盤はテンポがとにかく速く、ぼーっと見ていると訳が分からないまま終わるので注意。

見応えとしては十分ですが、詰め込みすぎた感は否めません。

 

風呂敷を畳まないスタイル

困惑の最終話
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会

このアニメの残念な点は、伏線を張れるだけ張って、風呂敷を全力で広げて、その回収を一切しなかったことにあります。20話を過ぎても一向に話をまとめに来なかったためもしや、とは思いましたが、最後まで突き抜けていくとは思いませんでした。畳み切れない、というより端から畳む気がなかったようです。2クールにわたって観続けた結果が打ち切り並の終わり方、消化不良どころでは済まないのです。

この話の流れは原作遵守のようですが、最低限の落としどころを作ってほしかったというのが正直な感想。1本のアニメとして何らかの区切りをつける形があれば、文句のない良作になっていたのではないでしょうか。

 



伝説の勇者の伝説  COMP SERIES

繰り返しとなりますが、ストーリー自体は魅力的なアニメなので、打ち切りエンドや不完全燃焼を許容できる方は十分楽しめると思われます。気になった方は自己責任でどうぞ。
©2010 鏡貴也/伝勇伝製作委員会

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